MENU
Menu supplement

泌尿器科

目次

外来担当医表

午前

スクロールできます
診察室
G-45近藤 秀幸松下 一仁近藤 秀幸
第1・3・5週
非常勤医松下 一仁近藤 秀幸
第1・2・4週
松下 一仁
第2・4週
非常勤医
第3・5週

午後

スクロールできます
診察室
G-45近藤 秀幸松下 一仁
受付15:30まで
非常勤医非常勤医松下 一仁
受付15:30まで

常勤医師 :水色 男性医師 : 青字 女性医師 : 赤字

診療について

受診案内

  • 予約制ではありませんが、ご希望があればご予約も承っております。
  • 症状によっては尿検査を行う可能性があります。排尿せずにご来院いただくとスムーズです。

時間

スクロールできます
受付時間午前 8:00~12:00午後 8:00~16:00
午後 8:00~15:30 ※火曜・金曜のみ
診察時間午前 9:00~午後 14:00~

休診日

土曜午後

概要

近年泌尿器癌手術はロボット支援手術、腹腔鏡手術などの低侵襲手術が中心となりました。ロボット支援手術は「最新治療」から「標準治療」へと移行してきており、現在では、ロボット支援手術を導入する施設が全国的に増加しています。

当院でも2022年6月より「ダビンチX」(Intuitive Surgical社製/da VinciX Surgical System)を導入し現在、泌尿器科(前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂・尿管がん、副腎腫瘍)で手術を行っております。

他にも尿路結石、前立腺肥大症などの良性疾患に対しても最新のレーザーを使用し、内視鏡手術を行っております。また人工尿道括約筋植え込み術を含めたreconstructive surgery、メンズヘルス外来としてテストステロン療法もこれまで多くの症例を経験してまいりました。今後は地域の患者さまの排尿管理も診させていただきますので、お困りの症状がございましたら是非ともご相談ください。

取り扱い疾患

前立腺癌、膀胱癌、腎癌、腎盂癌、尿管癌、陰茎癌、精巣腫瘍、副腎腫瘍、前立腺肥大症、尿路結石、尿失禁全般、ED、男性更年期障害

手術支援ロボットダビンチ

ロボット手術といっても、手術をするのはロボットではなく医師がロボットを操作して手術を行います。腹腔鏡手術と同様に数か所の小さな切開部を作り、医師が操作ボックスの中からロボット専用の手術器具(内視鏡・メス・鉗子)を動かし内視鏡画像を見ながら、手術をする傷口が小さい低侵襲の手術です。

ロボット支援手術の大きなメリットは、身体的な負担が少ない腹腔鏡下手術の特徴を活かしながら、従来不可能とされていた角度からの視野の確保(3D)が可能となり、手ブレの無いロボットアームにより細密な動きを可能にし、医師がより正確・安全に手術を遂行できるようになっています。

ダビンチの仕組み

手術支援ロボット「ダビンチ」は、大きくわけて3つのユニットで構成されます。

Patient Car(ペイシェントカート)

執刀医の手の動きをロボットアームが忠実に実現
医師の手の動きを正確かつ繊細に再現して、手術を行うのがPatient Cartです。Patient Cartの鉗子には人間のように関節があり、腹腔鏡下手術では不可能だった「手」のような動きを再現できます。ロボットを用いた手術=オートメーション手術というイメージがありますが、「ダビンチX」は医師の手の動きを再現し、手術を支援するロボットであり、手術操作は医師が行います。

手術を行う機械

Surgeon Console(サージョンコンソール)

執刀医が座る操縦席
医師がPatient Cartの鉗子を操作する機械です。拡大された高解像度3次元立体画像を見ながら、両手で「ダビンチX」を操作します。画像が3次元化されたことにより、従来の腹腔鏡下手術と違って奥行きを読み取って鉗子を動かすことができるようになり、より正確かつ安全に手術を行うことが可能になりました。

司令塔

Vision Cart(ビジョンカート)

ダビンチの頭脳・目としての役割
「ダビンチX」を操作している医師以外のスタッフは、Vision Cartのモニタを見ながら手術をサポートします。患者さんの全身管理は麻酔科医が担当し、鉗子の状態などの状況は他のスタッフが把握して術者に伝達します。

システムを統括
ダビンチの特長

体への負担が少ない

傷口が小さくてすむため、出血も抑えられ、体への負担を軽減。術後の早期回復が期待できます。

3Dによる鮮明な視野

従来の手作業では不可能であった精緻な動きや可動性が得られ、コンピュータ技術で手ブレ補正するためより精密な手術が可能となります。

精密繊細なロボットの手

傷口が小さくてすむため、出血も抑えられ、体への負担を軽減。術後の早期回復が期待できます。

ロボット支援手術における患者さまのメリット
ロボット支援前立腺全摘手術の流れ
  • 入院期間:10 ~14 日
  • 全身麻酔
  • 手術時間:2 ~ 4 時間
  • 保険適用手術

手術の流れ

身体への負担の少ないロボット支援手術

ロボット支援手術では、腹部に計6個の小さい穴を開けて、特殊な鉗子を入れます。

  • 鉗子はロボットの腕(アーム)と繋がっています。従来の手術のように大きく切開する必要がなく患者さんの身体への負担が少なく、回復が早いのが特徴です。

①手術前に行うこと

  • 診断の確認(針生検・画像の確認)
  • 他の大きな病気の確認
  • 内服薬の確認
  • 手術前検査:心電図 / 呼吸機能検査 / 胸部・腹部X線写真 / 採血(感染症など)
    ※必要に応じて内科医や麻酔科医と相談

②入院から退院まで

  • 手術日前日に入院していただきます。
  • 入院後、担当医と看護師より手術の説明があります。
  • 手術日は午前9時あるいは午後1時から手術を行います。 ※手術の流れは下記をご参照ください。
  • 手術時間は約2時間、リンパ節処理の場合は約3~4時間
  • 手術当日はベッド上で過ごしていただき、手術翌日から歩行可能です。
  • 手術翌日朝から水分摂取、食事摂取が可能です。
  • 手術後6~7日目に尿道に入った管を抜きます。
  • 数日、排尿状態を確認し退院になります。

③退院後について

  • 約1ヶ月後に外来で摘出した前立腺の病理結果を説明します。また定期的にPSA血液検査を行います。
  • 最初は1ヶ月ごと2回、その後3ヶ月ごと数回、問題なければその後は6ヶ月ごとを最低5年後まで実施します。
  • 退院後、生活上の大きな制約はありませんが(テニス、ゴルフも可能です)、手術後3ヶ月は激しい腹筋運動は避けてください。
  • 飲酒も可能ですが過度な飲酒は避けましょう。喫煙者はこれを契機に禁煙にチャレンジして下さい。
  • 手術後、便秘傾向になる時はお薬で調節します。
  • 手術後のPSA値の下りが悪く、一旦下がった後に再上昇するなどの場合は追加の治療が必要な場合があります。

治療実績

スクロールできます
手術(検査)名2022年2023年
ロボット支援根治的前立腺全摘除術1345
ロボット支援根治的腎摘除術2
ロボット支援腎尿管全摘術3
腹腔鏡下根治的腎摘除術43
腹腔鏡下腎尿管全摘除術10
腹腔鏡下根治的膀胱全摘除術20
経尿道的膀胱腫瘍切除術4843
経尿道的レーザー前立腺核出術 (HoLEP)129
経尿道的尿管結石砕石術(TUL)2826
高位精巣摘除術22
前立腺生検 ※検査区分なので合計に含まず9697
その他の手術4938
合計159171

担当医師

泌尿器科部長
松下 一仁 まつした かずひと

泌尿器科部長
出身大学北里大学
専門分野前立腺癌
膀胱癌
男性性機能
排尿機能
メンズヘルス(男性更年期障害)
資格等日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本がん治療認定医
日本性機能学会専門医
抗加齢医学会専門医
日本内分泌代謝科専門医
日本排尿機能学会認定医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会腹腔鏡技術認定医(泌尿器)
泌尿器ロボット支援手術プロクター
所属学会日本メンズヘルス医学会
米国泌尿器科学会
欧州泌尿器科学会
国際性機能学会
日本アンドロロジー学会
日本老年泌尿器科学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本泌尿器腫瘍学会
骨盤外科機能温存研究会
日本メディカルAI学会
経歴2001年北里大学医学部卒業
2004年東京医科大学泌尿器科 助手
2005年国際医療福祉大学三田病院泌尿器科
2006年北里大学病院泌尿器科 助手
2007年相模原協同病院泌尿器科
2008年東京医科大学病院泌尿器科 助手
2009年Memorial Sloan-Kettering Cancer Center(NY) 研究員
2012年聖路加国際病院泌尿器科 医幹
2017年順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了
2019年順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科 准教授
2024年 筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群経営学学位プログラム博士前期課程修了(MBA)

副部長
近藤 秀幸 こんどう ひでゆき

出身大学埼玉医科大学
資格等日本泌尿器学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会腹腔鏡技術認定医(泌尿器)
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
緩和ケア研修会修了者
泌尿器ロボット支援手術認定プロクター
所属学会日本泌尿器学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本内視鏡外科学会
日本がん治療学会
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
目次