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頭痛外来

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診療について

午前

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中屋 亮彦
(第4週のみ)

午後

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中屋 亮彦中屋 亮彦
(偶数週のみ)

受診案内

  • 随時脳神経外科外来で予約の電話を受け付けております。
  • 当日の急な初診も受け付けています、受付時間内にお気軽にご相談ください。

時間

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受付時間午前 8:00~12:00午後 8:00~16:00
診察時間午前 9:00~午後 14:00~

頭痛外来とは?

頭痛は誰もが1度は経験することがある症状ですが、生活への支障は人により様々です。週に何度か市販の鎮痛薬を飲むことで頭痛を落ち着かせている人もいれば、頭痛のたびに吐き気や嘔吐があり、学業・育児・仕事が思うようにはかどっていない人もいます。頭痛は目には見えない辛さだからこそ、周囲から十分に理解してもらえないこともあります。そのような「頭痛があるのが当たり前」の人生では、本当にもったいないのではないでしょうか。

頭痛は300種類以上あり、世界で共通した「診断基準」により診断がなされます。ここで診断が誤ってしまえば、せっかくの優れた治療薬も十分に効果をはっきできず、症状は良くなりません。日本頭痛学会が認定する頭痛専門医による頭痛外来では、頭痛に困っている患者さんへ丁寧にお話を伺い、適切な検査と治療のご提案を行います。

当院の頭痛外来の強みは、頭痛専門医が診療を行うこと、そして24時間365日対応している脳神経外科と連携をとっていることです。「いつもの頭痛」とは異なる、突然の頭痛が実はくも膜下出血であった、あるいは脳腫瘍であった、未破裂の脳動脈瘤が見つかった、など新たに脳の病気が見つかった場合でも、ただちに対応させていただきます。

「頭痛がないのが当たり前」であることを実感できるよう、また、「せっかくの大事な人生の時間を頭痛で悩むことがないよう」少しでもお手伝いさせていただけましたら幸いです。

代表的な頭痛の種類と治療

片頭痛

生活に支障が強い代表的な頭痛です。頭の片側または両側に「ズキズキ」「ガンガン」と脈打つような強い痛みを生じ、動くとさらに頭痛が悪化するため動けなくなる方もいます。特に頭痛中は光や音などの変化に敏感になるため、暗く静かな部屋で寝込むことを好む方もいます。吐き気や嘔吐が強く出ることもあり、そのため鎮痛薬を飲めず、悪循環に陥る場合があります。経験的に寝れば治ると認識している方も多いですが、長いと3日間続くことがあります。 片頭痛の発作の引き金としては、寝不足・寝過ぎなど様々挙げられますが、ストレスから解放されてほっとしたときに起こりやすいことも特徴の1つです。ご両親のどちらかが片頭痛もちだと、お子様も片頭痛を発症するリスクが高まります。治療は、適切に痛みを抑える急性期治療薬と、頭痛そのものの頻度と強度を抑えるための予防療法(内服薬または注射薬)があります。

緊張型頭痛

日本人で最も多い頭痛で、その頻度は全人口の2割ほどと言われています。後頭部を中心に頭の両側や首筋、目の奥に、重苦しいような圧迫感や痛みが起きる頭痛です。「ヘルメットをかぶっているよう」「頭をはちまきで締め付けられているよう」などと表現する方もいます。長時間のデスクワーク、スマートフォンの使用、仕事の疲れなどがきっかけになります。痛みの持続時間には個人差があり、数十分から、何週間もダラダラと続くこともあります。治療は、慢性化していないうちは筋の緊張状態を改善するような頭痛体操やストレスを避けることで効果がみられますが、慢性化した場合にはさらに内服での予防療法を追加します。適宜、鎮痛薬も使用します。

後頭神経痛

後頭部や耳の後ろがズキズキして、時に一瞬ビリッと電気が走ったように痛みが強くなる時もあります。同じ姿勢でパソコンやスマートフォンを操作し続けるなどする方に多くみられる傾向があります。治療は、このような神経痛に特化した内服薬や、後頭神経痛ブロックといって後頭部の表層に痛み止めを注射することで鎮痛します。

薬剤の使用過多による頭痛

片頭痛や緊張型頭痛などに対して、3ヶ月以上にわたり月に10-15日以上鎮痛薬を内服し続けると、中枢神経で感作(sensitization)という現象が起き、かえって痛みに過敏になります。結果、「最近なぜか頭痛が強くなり頻度も増えた」「今まで効いていた痛み止めが効かなくなった」といった症状が出てきます。治療は、原因となっている頭痛の予防療法を開始し、鎮痛薬の内服回数を適切に減らすことです。

群発頭痛

群発頭痛では、片側の目の奥からこめかみにかけて、ズキズキ、キリキリと目をえぐられるような非常に強い痛みを生じます。痛みは激烈ですが、その割に、ほとんどの方は3時間もあれば痛みが消失します。このような発作的な頭痛を1~2ヶ月間まとまって繰り返します。発作時には痛み以外に、頭痛があるのと同じ側の目の充血、涙、鼻詰まりなどを伴います。飲酒により頭痛発作が誘発されることが特徴の1つです。治療は内服·注射·在宅酸素療法があり、状況に合わせて選択していきます。

担当医師

脳神経内科
中屋 亮彦 なかや あきひこ

中屋医師
出身大学秋田大学医学部
資格等日本頭痛学会認定頭痛専門医
日本臨床神経生理学会専門医 脳波分野、筋電図・神経伝導分野
日本神経学会専門医
日本内科学会内科認定医
所属学会日本頭痛学会
日本臨床神経生理学会
日本神経学会
日本内科学会 
American Headache Society
International Headache Society
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