あさかDMAT 災害派遣医療チーム
先日、 首都直下型地震を想定した政府主催「大規模地震時医療活動訓練」に参加してきました。
当院は埼玉県南西部に位置しており、埼玉病院に参集して本部運営を担いました。
訓練では全国の病院から DMAT チームが集まり、 実際に災害が発生しているような緊張感の中、 訓練が行われました。
【DMAT(ディーマット) とは】
「災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team」 の略称です。医師 と看護師 だけではなくコメディカルを含む多職種で構成しており、 迅速に現場に派遣され、 救命救急や医療支援を行います。
日本は、 地震や台風などの災害が多いため、 DMAT の役割が重要視されています。 DMAT は、 通常の医療機関の機能が著しく損なわれるような状況でも、 現地で医療提供を行い、 被災者の命を救うことを目的としています。
【主な訓練内容】
★シミュレーション訓練
災害発生時の状況を想定し、 現場で患者様の優先度の判断、 救命救急処置、 患者様の搬送などをシミュレーションします。 実際の災害現場を再現し、 リアルな状況での対応能力を鍛えます。
★情報伝達訓練
災害時には情報の伝達が非常に重要です。 訓練では、 現場から指揮本部への情報共有、 被災者の状態報告、指示の受け取りなど、 コミュニケーションの流れを確認し、 スムーズな情報連携を図ります。
★他機関との連携訓練
DMAT は、 自治体、 消防、 警察、 自衛隊などと連携して活動することが多いため、 他機関との協力体制を強化するための合同訓練も行われます。 これにより、 災害時の支援体制の整備と調整がスムーズに進むようになります。
<取材後記>
今回の訓練は、 私たちの住む埼玉県南西部で災害が発生したことを想定して行われました。 埼玉県南西部にも DMATチームを保有している病院が多くあり、 この地域特有の情報共有が必要となります。
私は、 広報として記録撮影のために参加しましたが、 このような医療に熱心な職員と共に仕事ができることを嬉しく思いました。 私も医療に携わる職員としてできることを着実に実行していきたいと思います。